前回「(1)そもそも子どもが帰ってくる時間が早い問題」として、学童保育の活用をご紹介しました。
今回は、「(2) 保育園のような情報交換やサポートが無く、圧倒的に子どもの相談をする機会が少ない」問題を考えます。
小学校に入学すると、保育園時代に比べて保護者同士や先生との情報交換の機会が大幅に減少します。
子どもの様子や悩みについて相談する場が少なくなり、不安を感じる保護者も多いでしょう。
そこで学童保育を活用することで、不安を軽減できるということをお伝えしたいと思います。

日々の連絡帳
寺尾学童保育では、保育園時代と同様に連絡帳を活用することができます。
この連絡帳は、子どもの日々の様子や活動内容を記録し、保護者に伝える重要なツールとなっています。
連絡帳には、その日の子どもの様子、参加した活動、友達との関わり、食事・おやつの状況などを記載します。
また、子どもの成長や変化、気になる点なども記録することが多いです。
保護者にとっては子どもの学童での生活を具体的にイメージすることができるツールとして、安心感を得られるでしょう。
さらに、連絡帳は双方向のコミュニケーションツールとしても機能します。
保護者からも家庭での子どもの様子や気になる点を記入することで、学童の指導員と情報を共有し、子どもの成長を一緒に見守ることができます。
特に小学1年生の時期は、学校生活への適応や新しい環境での変化が大きいため、この連絡帳を通じた細やかな情報交換は非常に重要です。
子どもの些細な変化や成長を見逃さず、適切なサポートを提供することができるのです。
「そういえば先日、学校からこんなプリントをもらってきたんだけど、まだ提出してないの」
「え? 何それ? うちの子何にももらってきてないけど〜!」
「あーうちもー! どんな内容?」
という会話があちらこちらで飛び交うこともしばしば。
連絡帳は「小1の壁」を乗り越える上で、保護者と学童保育をつなぐ重要な架け橋となっています。

父母会(保護者会)の開催
保護者同士の情報交換の場
寺尾学童保育では、月1回程度の頻度で父母会(保護者会)を開催しています。
保護者同士の交流や情報交換の貴重な機会となっており、何よりも気軽に参加できる楽しい雰囲気が魅力です。
月1回の開催により、保護者は子どもの成長や学童での様子を定期的に把握できるだけでなく、学童保育の運営にも主体的に関わることができます。
保護者同士で子育ての悩みや経験をシェアすることで、「小1の壁」に対する不安を軽減し合いながら、和やかな雰囲気の中でコミュニケーションを楽しむことができます。
もちろん、2年生、3年生と学年が上がるにつれて、それぞれ新たな悩みが持ち上がりますが、同学年の保護者同士での情報交換もできるので、同じ悩みを共有することもできます。

保護者会では、学童保育の活動報告や今後の予定について話し合うほか、時にはお子さんたちが参加するイベントやアクティビティに関する企画についても情報共有されます。
イベントに参加することで家族全体で楽しむことができ、親同士の絆も深まります。
父母会というと面倒だなと感じる方も中にはいらっしゃるかもしれませんが、まったく堅苦しくなく、リラックスした雰囲気で参加することができます。
リアルに会うことのありがたさ
しかし、コロナ禍により対面での開催が困難になった時期がありました。
この経験を通じて、私たちは改めてリアルに会うことの大切さを実感しました。
対面での開催を自粛していた期間中は、オンラインでの開催を重ねました。
参加しやすくなった反面、画面越しでは伝わりにくい温かみや、何気ない会話から生まれる親密さの重要性を再認識したのです。
同時に、この困難な時期に、学童保育を通じたつながりがあったことで多くの保護者が救われました。
日々変化する状況の中で、同じ立場の保護者同士で情報を共有し、不安を和らげ合うことができたのは、学童保育のコミュニティがあったからこそだと感じました。
現在は、感染対策を講じながら対面での保護者会を再開しています。
和やかな雰囲気の中で、「小1の壁」に関する悩みや経験を共有し、時にはお子さんも参加するイベントを企画したりしています。

寺尾学童ならではの魅力
父母会や行事等々を通し、子ども達だけでなく親もつながりが持てる、持っているというのは放課後キッズクラブ(横浜市)や民間の放課後サポート校にはない寺尾学童保育最大の魅力のひとつだと思います。
学童保育が、単にその日その時間だけ子どもを預かる場ならば、子どもの成長過程を共有する必要はないでしょう。
家庭とのコミニケーションもとる必要もないかもしれません。
しかし寺尾学童保育は「家庭にかわる生活の場」。
家庭と共に子育てをする場ですので、子どもの成長過程を共有することは何より大切なことの1つと考えています。
学童を子どもが楽しむのはもちろんですが、親も楽しむ=子どもがさらに楽しくなる! 子ども達を中心にして、子ども+親+指導員の繋がりを大切に、保護者にとって父母会やその活動が無理なく逆に楽しめるよう、そして何より、より子育てに有益なものになるよう工夫をしています。
最後に、子ども2人を延べ11年間学童に預け、この春卒業した先輩保護者さんの、さらに先輩保護者さんから贈られた言葉、
「子どもより親が楽しんでいいんだよ。やったもん勝ち楽しんだもん勝ちよ」
文字通り、親が積極的に楽しんで関わることで、子どもも学童が大好きでいられた、とのことでした。

次回は、
(3)長期休み期間の預け先がない
(4)子ども同士のコミュニケーションが複雑化し、子どもが見えにくくなる
についての、寺尾学童での取り組みなどをご紹介する予定です。
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