横浜市においては、放課後の小学生が過ごす場所として、
・放課後児童クラブ =学童クラブ
・放課後キッズクラブ =よこはまキッズ
という2つの選択肢があります。
横浜市のWEBサイトから文章を引用しつつ、両者を比較してみたいと思います。
横浜市 – トップページ https://www.city.yokohama.lg.jp/
主に以下の項目について比較してみました。
- 趣旨・目的
- 対象児童
- 開所日
- 利用時間
- 利用の申込み
- 利用料等
- 運営主体
横浜市のこちらのページでも簡単な比較表がございます。
初めての人へ(放課後の居場所の概要) 横浜市
※以下の情報は2025年2月時点での情報を元に記載しています。

●趣旨・目的
まずは放課後健全育成事業としての趣旨を見てみましょう。

児童福祉法第6条の3第2項の規定に基づき、保護者が労働等により昼間家庭にいない小学校に就学している児童に対し、授業の終了後等に小学校の余裕教室や児童館等を利用して適切な遊び及び生活の場を与えて、その健全な育成を図るものです。
放課後児童クラブ(学童クラブ)
地域の理解と協力のもとに、対象となる児童に適切な遊び及び生活の場を与え、その健全な育成を図ることを目的として実施しています。
放課後キッズクラブ(よこはまキッズ)
小学校施設を活用して実施する事業です。
①全ての子どもたちを対象に無償で「遊びの場」を提供すること、②留守家庭児童を対象に「生活の場」を提供することを目的に実施しています。
平成16年度に開始され、令和2年度には本市の全ての小学校に設置されています。
放課後児童クラブ(学童クラブ)は「生活の場」として、子どもたちの「第二の家」のような存在です。一般家屋を改装するなど民間の施設を利用します。子どもたちにとっても「家に帰ってきた」感覚で放課後を過ごすことができます。
寺尾学童保育では、放課後、子どもたちが小学校から「ただいま!」と帰ってきて、「おかえり!」と指導員が迎えます。
その後、天気が良ければ校庭や公園などへ遊びに出かけます。
対して放課後キッズクラブ(よこはまキッズ)は主に小学校の中に過ごすスペースを確保しています。利用区分として2つに分かれていて、対象や時間によって「遊びの場」と「生活の場」に分かれます。小学校の中でそのまま移動するので安心感がありますが、子どもにとっては「学校の延長」という意識になりがちな面も。
2024寺尾学童保護者アンケートより
Q. 学童保育に通わせて良かったと思う点は何ですか?
1年生で学校に通う事にまだ不安がある新学期にも他の学年や別のクラスに学童のお友達がいる、という安心感を本人が持てた事。
長期の休み期間も楽しく過ごせていた事。
学校が終わってから家に帰るまでの間、安心感を持って過ごせる事。
また親も安心できる事。
親が感じる安心感はとても大きいと思う。
・外遊びを一緒にしてもらえる。
・夏はプールに連れて行ってもらえる。
・長期休暇中、学童でお弁当等の日がある。
・指導員さんに相談が出来る。
・子供が学童に通う事を楽しんでくれている。
学校と家庭以外の居場所ができたこと。
親と学校の担任の先生以外に、関わってくれる大人がいるのは助かる。
子がプチ反抗期だった時に、指導員の先生に学童での様子を聞け、家とも学校とも違う顔があることがわかった。
また、第一子の場合、上級生との接点ができるのもいい点。
学童がとにかく楽しそうで、少々熱があっても学校、学童に行きたがる。
あと、勉強の時間があるため、夏休み中、自分でやりたいドリルを言ってくる等、少し勉強の習慣がついたこと。
子どもたちにとっては、放課後も生活の一部であり、毎日が「つながって」います。
寺尾学童保育では特に子どもたちの成長を継続的に支援する「継続性」を大切にしています。
昨日、今日、明日がつながっていることは発達段階において非常に大切なこと。
もし、子どもたちの毎日が、ただ決められた場所で時間をやり過ごすという「その日暮らし」のような連続性を持たないとしたら、継続的な成長の支援を行うことはできません。
寺尾学童保育の指導員は長期間にわたって従事しているものが多く、兄弟児がいる場合には、家庭の状況を把握し、上の子、下の子それぞれの関わり方を工夫することも当たり前のように行なっています。
保護者との連絡をこまめに取ること(=継続性)で、子どもの成長を見守ることができるのは、学童クラブの最も良い点だと考えています。
また、小学生の時に見ていた“教え子”が、大学生になって指導補助員のアルバイトに来てくれたり、そのアルバイト経験から刺激を受けて保育士を目指し、専門学校に入って資格を取得するなど、経年の関わり(=継続性)が好循環で良い影響を与え合っているという事実があります。
子どもたちのこれからの長い人生において、礎となるような日々の積み重ね、継続性を大切にしているのです。

●対象児童
放課後児童クラブ(学童クラブ)
市内に在住する小学校に就学している児童であって、次のいずれかに該当する児童。
保護者が労働等により、当該児童が帰宅する時間帯(学校休業日(日曜日を除く。)にあたっては、当該時間帯に相当する時間帯)に、家庭にいないこと。
保護者が、健康上等の理由により、昼間家庭にいても当該児童の健全育成ができる環境にないこと。
放課後キッズクラブ(よこはまキッズ)
原則として、当該実施校に通学する1~6年生で、利用を希望する児童
シンプルに分けると、学童クラブは放課後の時間に保育が難しい家庭を対象としていて、よこはまキッズは区分1が全員対象、区分2が留守家庭等(諸条件があります)を対象としています。
学童クラブの多くは登録した児童が通うため、習い事などで多少の違いはありますが、ほぼ毎日同じ仲間と過ごします。
保護者の目線からすると、新しいお友達との交流もしてほしい、と感じる部分ではありますが、一方で仲の良いお友達と密度の濃い関係作りができますし、同じ顔ぶれということは放課後の安心にもつながります。
また、異年齢での交流も子どもの成長には重要な要素です。下級生のうちは上級生にくっついて遊び、振る舞いを真似しながらひとつひとつ過ごし方を学びます。
寺尾学童の多くの子どもは上級生になったとき、下級生の面倒を見ることが自然にできるようになります。
2024寺尾学童保護者アンケートより
Q. 学童保育に通わせて良かったと思う点は何ですか?
何をしてもらった、何が楽しかったという具体的なことは他の学童と同じようにあると思いますが、指導員さんと子どもたちの関係性や第二の家となるようなあたたかな関わりは学校のキッズにはないものだと思っています。
同年齢だけでなく、通っていなければ関わることのない異年齢での交流が魅力だと思います。
●開所日

放課後児童クラブ(学童クラブ)
毎週月曜日から土曜日まで。(日曜日、祝日、年末年始を除く。)
(注)放課後児童クラブによって異なります。
放課後キッズクラブ(よこはまキッズ)
日曜日及び国民の祝日、年末年始(12月29日~1月3日)を除き、原則として開所となります。
ただし、放課後キッズクラブを閉所するやむを得ない理由がある場合や、利用希望がない場合等において、閉所または開所時間を短縮する場合があります。
また、利用可能な日や時間は利用区分によって異なります。
開所日に関しては、どちらもほぼ同じ運用です。
基本的には学校がある日と学校がない日の土曜日のみ開所しています。
●利用時間

放課後児童クラブ(学童クラブ)
平日:放課後から午後7時まで
土曜日、長期休業期間等:1日につき10時間以上、午後7時まで
(注)放課後児童クラブによって異なります。詳しくは各クラブにお問合せください
放課後キッズクラブ(よこはまキッズ)
わくわく【区分1】
平日:放課後から午後4時まで
土曜日:なし
学校休業日:放課後キッズクラブが指定する利用時間のうち2時間程度(午前・午後の2回のうちいずれか(夏季休業日のみ午前の1回)
※わくわく【区分1】は「遊びの場」として実施しています。このため、災害時・熱中症警戒アラート発令時・感染症対策等により実施しないことがあります。
すくすく(ゆうやけ)【区分2A】
平日:放課後から午後5時まで
土曜日:午前8時30分から午後5時まで
土曜日を除く学校休業日:午前8時から午後5時まで
すくすく(ほしぞら)【区分2B】
平日:放課後から午後7時まで
土曜日:午前8時30分から午後7時まで
土曜日を除く学校休業日:午前8時から午後7時まで
学童クラブは基本的な考え方が「生活の場」であり、子どもたちにとって「第2の家」であることから、夜は19時までを基本としています。
一方、キッズクラブは区分によって時間が違うようです。
参照:横浜市放課後児童クラブ事業実施要綱 https://www.city.yokohama.lg.jp/business/bunyabetsu/kosodate/houkago-kids/hokagojido/20130213113425.files/jissiyoukou.pdf
●利用の申込み
放課後児童クラブ(学童クラブ)
各放課後児童クラブへ直接お申込みください。
寺尾学童保育へのお問合せはこちらまで。
放課後キッズクラブ(よこはまキッズ)
各放課後キッズクラブへ直接お申込みください。各放課後キッズクラブの連絡先等については、各区のウェブページをご確認ください。 基本的には直接、該当するクラブへご自身でご連絡ください。
基本的には直接、該当するクラブへご自身でご連絡ください。
寺尾学童保育へのお申し込みには説明会を実施しております。
こちらのページをご一読ください。
入所をご希望の方へ

●利用料等

放課後児童クラブ(学童クラブ)
各放課後児童クラブへ直接お問い合わせください。
寺尾学童保育の利用料はこちらのページをご確認ください。
放課後キッズクラブ(よこはまキッズ)
わくわく【区分1】
無料
すくすく(ゆうやけ)【区分2A】
4~6月及び9~3月:⽉額2,000円+おやつ代(実費程度)
7・8月:月額2,500円+おやつ代(実費程度)
(横浜市就学援助を受けている世帯、市⺠税所得割非課税世帯、⽣活保護受給世帯は無料)
すくすく(ほしぞら)【区分2B】
4~6月及び9~3月:⽉額5,000円+おやつ代(実費程度)
(横浜市就学援助を受けている世帯、市⺠税所得割非課税世帯、⽣活保護受給世帯は⽉額2,500円)
7・8月:月額5,500円+おやつ代(実費程度)
(横浜市就学援助を受けている世帯、市⺠税所得割非課税世帯、⽣活保護受給世帯は⽉額3,000円)
保険加⼊料
年額800円以下(放課後キッズクラブにより異なります。)
学童クラブはそれぞれで過ごし方が違うため、料金もそれぞれで独自に定められています。
キッズクラブは区分によって決まっています。
横浜市の学童クラブは、市の補助金で半分、利用者が人件費や運営費用の半分を負担する仕組みになっているため、キッズクラブと比較すると高く感じてしまう方がいらっしゃるかもしれません。
ですが、利用者のほとんどが寺尾学童の内容と保育の質に納得し、子どもの成長を感じることで非常に満足度が高く、兄弟児も続けて入所する方が多いです。
2024寺尾学童保護者アンケートより
Q. 学童保育のおかげでお子様にどのような成長が見られましたか?
学童が楽しくて、学童に行くために小学校にも通えています。 色々な経験を通してたくましさや柔軟性が養われていると思います。
小1の環境の変化でも学童が楽しくて学校に行ってくれたこと。
下の子に対してさらに優しく接することができるようになった、思いやりを持って接していると感じる事。自立心が育っていると感じられる事。
編み物(指・鍵・棒編み)や縫い物も教えてくれ(しかもかなり上手になる)、作品を仕上げる達成感が得られる。
学年を超えて縦の関係が出来て、上級生にしてもらったことを自分も下級生にしてあげられるようになった気がする。
●放課後児童クラブの一覧
放課後児童クラブ(学童クラブ)
区別一覧のページ
放課後キッズクラブ(よこはまキッズ)
放課後キッズクラブ一覧(令和6年4月現在)(PDF:179KB)
●運営主体
放課後児童クラブ(学童クラブ)
多くが運営委員会方式(父母会含む)
寺尾学童保育は運営委員会方式です。
運営委員会の構成(2024年度)は、
・運営委員長:元東寺尾中部会会長
・副委員長:東寺尾中部会会長
・委員:寺谷自治会長、民生児童委員、保護者会元会長、寺尾小学校校長
・会計監査:東台小学校校長
など
となっています。
放課後キッズクラブ(よこはまキッズ)
株式会社、NPOなど
横浜市立東台小学校は株式会社明日葉、
横浜市立寺尾小学校と上寺尾小学校は公益財団法人よこはまユースが運営しています。
学童クラブでは運営委員会方式を採用しているところがあります。寺尾学童保育もそうです。
運営委員会方式とは、地域の代表者(自治会の役員や青少年指導員など)と地域の小学校長、そして学童の父母によって組織されます。
運営委員会が「指導員」を雇用して日々の保育は指導員が責任を持って行います。
運営委員から実際の運営の委任を受けているのが「父母会」です。
まさに、「地域」と「保護者」と「指導員」の三者が力を合わせて運営しているのです。
2024寺尾学童保護者アンケートより
Q. 学童保育に通わせて良かったと思う点は何ですか?
連絡帳などのやり取りが丁寧。安心感。 子供だけでなく、保護者の交流もある。
指導員の目が一人一人に行き届いていて、サポートも子供に合わせてくれていて、親子共に安心できる。
家庭と学校の先生以外に信頼できる大人との関係性を指導員の先生と築くことができる機会があること。
学童が楽しくて、学童に行くために小学校にも通えています。 色々な経験を通してたくましさや柔軟性が養われていると思います。

まとめ
横浜市における放課後学童クラブと放課後キッズクラブの違いを比較してみました。
どちらも小学生に放課後の居場所を提供する2つの重要な事業です。
両者とも子育て支援において重要な役割を担っています。
それぞれの家庭の状況や子どもの需要に応じて選択できる柔軟な体制が整えています。保護者の皆さんはご自身の状況とお子様の希望を考慮し、最適な選択をすることが大切だと考えます。
寺尾学童へのご入所をお考えの方はこちらに詳細を記載しております。
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