「小学1年生の壁」を乗り越える秘策は「学童保育」! (4) 子ども同士のコミュニケーションが複雑化し、子どもが見えにくくなる問題

シリーズでお伝えしています「小学1年生の壁」を取り巻く問題。

今回は、「(4) 子ども同士のコミュニケーションが複雑化し、子どもが見えにくくなる」問題を考えてみたいと思います。

異年齢交流の促進

寺尾学童保育では、家庭環境や発達、個性、年齢などが異なる子どもたちが毎日共に生活する環境をとても大切にしています。

この異年齢交流には、非常に重要な教育的意義があります。

興味や関心を示すもの、やりたいこともさまざまな異なる年齢の子どもたちが共に生活をするということで、遊びや生活のあらゆる場面を通して、伝え合ったり、教え合ったりといった関係が作られます。

低学年の子どもたちは上級生から学び目標とし、上級生は下級生の面倒を見ることで、思いやりや責任感を育むことができます。

具体的には一緒に遊んだり、班活動等する中でルールを教え合い、時にはルールを一緒に考えることもあります。学習面でのわからないところを教えあうことや、困っているお友達をサポートする場面が日常的に見られるようになります。

保護者の方々の世代と比べると、最近の子どもたちはどうしても同学年だけでの交流がほとんどであるケースが多いのではないでしょうか。
それは、少子化の影響や、遊び場の減少、治安などへの不安感、怪我などのリスクなど、原因は多岐に渡りますが、どれも一朝一夕に解決できるものではありません。
ですが、子どもたちの発育には、より多くの人とのコミュニケーションは重要です。特に異年齢コミュニケーションは必要性が高いと私たちは考えています。

寺尾学童保育では、「生活の場」として昨日・今日・明日がつながる、継続した毎日を過ごすことで自然な相互作用を通じ、子どもたちが年齢や学年を超えたコミュニケーション能力を身につけていきます。
同じ年齢の集団だけでは経験できない多様な人間関係を学ぶことができるのです。

指導員による子ども理解とサポート

寺尾学童保育の指導員は、単なる監視者ではなく、子どもたちの成長を支える重要な存在です。
放課後児童支援員の資格を持つ指導員が常駐し、子どもたちの心理や発達段階を深く理解した上で、きめ細かく寄り添い見守っています。

神奈川県放課後児童支援員認定資格研修 – 神奈川県ホームページ

子どもたちの遊びや会話、表情、行動パターンなど、子どもの発達の特徴や発達過程を理解することで、潜在的な人間関係の問題や、いじめの兆候、コミュニケーションの困難さなどを早期に発見できます。
例えば、孤立しがちな子どもや、コミュニケーションに苦手意識を持つ子どもに対して、さりげなく声をかけたり、他の子どもたちとつなぐ橋渡しをするなど、発達の個人差を踏まえて、一人ひとりの心身の状態を把握しながら、育成支援を行います。

また、子ども同士のトラブルが起きた際も、単に仲裁するだけでなく、子どもたちの気持ちに寄り添い、互いの気持ちを理解した上で対話を通じて解決する力を育むようサポートします。
学童保育が「生活の場」であるからこそ、子どもたちは時に大人(指導員)の支援と毎日の積み重ねの中、自分たちで問題を解決する能力を徐々に身につけていくのです。

保護者との情報共有

寺尾学童保育では、保護者との密接なコミュニケーションを重視しています。
子どもの成長は学童保育だけで完結するものではなく、家庭との連携が不可欠だと考えているからです。

連絡帳を活用した情報共有で子どもの様子をお伝えしています。
その日あった具体的なエピソード、友人関係の変化、学習の様子、感情の変化などをお伝えするようにしています。

また、複雑な問題やセンシティブな内容が含まれる場合は、お電話でお伝えしたり、時には寺尾学童へ来ていただいて直接お話しすることもあります。
やはり連絡帳では伝えきれないニュアンスなどは顔を合わせて相談した方が保護者としても安心できるという面もあります。

保護者は、これらの情報を通じて、学校や学童保育では見えない子どもの内面をより理解することができます。
また、保護者からは、家庭での対話のヒントにもなり、保護者も子どもに対する新たな視点をもらえたり、家庭だけでは行き詰まってしまうような場面も一緒に乗り越えて行けるような存在でもある、というお声をいただいています。

こうした、家と学童保育が物理的に近いという状況は、保護者としては意外なほど安心感と利便性を兼ね備えているのだと感じます。

多様な活動を通じたコミュニケーション能力の向上

寺尾学童保育では、遊びや活動を通じて、自然とコミュニケーション能力を育む工夫をしています。
他の民間の放課後スクールなどでは、教育的な意図を持った多様なプログラムを行っているところもあるようですが、それには多くのコスト(料金)がかかります

寺尾学童保育では、そうした教育目的のプログラムではなく、生活の場の延長としての遊びや活動に注力しています。
まずはその子どもの体調や気分、最近の様子なども考慮して、無理のない範囲で、できるだけ仲間と楽しく過ごせるよう、見守り支援します。

リーダーシップ、傾聴力、共感力、問題解決能力など、社会生活に必要な様々なスキルは多岐に渡りますが、それらは意図的なプログラムで育まれるものばかりではありません。
それらは生活の延長でなければ、結びつきにくいのではないかとも思えます。
毎日の生活の中での、その子どもの視点や関心、気づきが重要でしょう。

まずは安心・安全に過ごせることを第一としつつ、子ども全体が安定した生活を送る中で、子どもたちの成長がより豊かなものとなるよう願い対応しています。

個別のケアと対応

寺尾学童保育では、子ども一人ひとりの個性と特性を尊重し、きめ細かな個別対応を行っています。
発達障害や特別な支援が必要な子どもに対しても、研修を受け、専門的な知識を持つ指導員が適切にサポートします。

子どもの特性を理解し、その子どもにとって適切な配慮や環境整備に努めます
より適切な対応ができるよう、家庭との連携はもちろんのこと学校や関係機関との連携を図ることも大切にしています。
子ども同士の関わりの場面においても安心して過ごせるように、お互いが成長し分かり合えるように、考慮しています。

また、毎日のカンファレンスを通じて、指導員間で子どもたちの状況を共有し、より良いサポート方法を常に検討しています。

このように、寺尾学童保育では、子ども同士のコミュニケーションの複雑化に対して、多角的で専門的なアプローチを取っています
子どもたちの成長を包括的に支援し、「小1の壁」を乗り越えるための環境を提供しているのです。


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